習慣性便秘--蓬松鍼灸情報館

消化器・呼吸器・皮膚疾患


習慣性便秘

習慣性便秘の概要

便秘は大便が滞り固くなり出なくなることを言います。通常は器質性と機能性の二種類に分類されます。本節では習慣性便秘、老年性便秘、体質虚弱性便秘を中心に紹介してゆきます。

中医学と現代医学では、本病の病因の認識は比較的近いものがあります。中医学では、本病の多くは脾胃失運と大腸伝導失司によるものとされ、併せて飲食や疲労、老年性の津液不足、慢性病による虚弱体質など多くの要素が関係しています。現代医学では、本病は継続的な良くない飲食習慣、生活習慣によって起こるとされ、腹筋、肛門挙筋及び腸壁平滑筋の収縮力減弱によって形成されます。

針刺治療は腸の蠕動運動を促進させたり、直腸の収縮力を増加させたりする効果は顕著です。ゆえに、針刺は便秘治療の有効な方法の一つとされています。便秘治療の過程では、腑気不通、伝導失司の発病理論に注意します。宣通腑気を治療方針とし、伝導の治療方法を補助とすることで、臨床では理想的な効果を納めることが出来ます。

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症状

糞便は乾燥し固くなる、排便時に力を費やす、或いは力を入れなくても排出する、甚だしい場合は糞便がウサギの糞のようになります。固い糞塊を力を入れて排出することで、肛門に疼痛、亀裂が引き起こされ、甚だしい時には痔瘡が引き起こされます。よく、腹痛、腹が張る、吐き気、食欲減弱、疲労と無力感を伴います。

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鑑別

習慣性、体質虚弱性、老年性便秘は便秘の中で比較的よく見られる種類のものです。そして特定の疾病でも便秘特有の症状が出現します。これらはしっかり鑑別する必要があります。

(1)直腸と肛門の病変:
その排便困難は、直腸炎、痔瘡、切れ痔、肛門周囲膿腫によって肛門の疼痛や痙攣が引き起こされます。鑑別の要素にしなければなりません。

(2)結腸病変:
結腸の良・悪性腫瘤、腸梗塞、腸癒着、先天性巨結腸症などによって、糞便を推し進める機構が影響され、便秘を形成します。本病と鑑別する必要があります。

(3)内分泌、代謝障害性疾病:
副甲状腺機能亢進時は、腸の筋肉は弛緩し、緊張力が低下します。甲状腺機能減退時は、腸の蠕動力が減弱します。尿崩症では脱水が起こります。糖尿病と合併して神経病変が起こった時便秘が出現します。もし便秘症状が上述の疾病の後に起こったら、該当する疾病の診断をしなければなりません。

(4)神経系統疾病:
もし脊髄損傷、多発性神経根炎などが腸の支配神経に影響を及ぼした場合、便秘が発生します。特殊な原発病には注意が必要です。本節で紹介する便秘との鑑別は難しくありません。

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鍼灸治療

(1)治療方針:
疏通脾胃、通便伝導。(胃腸のとおりを良くし、大便を出す)

(2)配方:省略
(3)操作:省略

(4)治療頻度・期間:
針灸は毎日2回、耳針は毎日1回、便秘の治療期間は1ヶ月ほどです。

(治療頻度や治療期間は、理想的には上記ですが、一般的には、治療頻度は週2・3回で、治療期間は症状が改善するまで行ないます。また、予防や症状のコントロールを目的とした場合には、週1回もしくは2週間に1回の治療を長期間行ないます。)

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治療理論

便秘は中医学では“脾約”、“大便難”の範疇に属し、臨床で比較的多く見る病種の一つです。長期間に及ぶ臨床研究を通して、以下のことが知られています。

針刺は、陰陽の調節を通して排便させることが出来ます。具体的には、針刺は腸蠕動を明確に増加させ、大脳皮質と腰仙部脊髄内の低級中枢に対して排便反射の調整を増強させます。腹筋、肛門挙筋、結腸平滑筋の緊張性を高め、しかも逐次胃腸平滑筋の運動障害を改善します。よって腸内廃棄物の排泄作用を加速させます。

 本病の鍵は腑気不通、伝導失司にあり、治療は足陽明胃、足太陰脾と足少陰腎にあるとしています。各穴を取ることで、脾胃機能を調節し、三焦気機宣通の作用があり、三焦が通利され、脾胃の運化功能が正常なら大腸腑気は通調され、便結は自解されます。ゆえに便秘に用いる事ができます。

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よくある質問

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治療院は東京都豊島区池袋にあります。詳細は治療院ホームページをご覧ください。

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治療院の選び方が分からない

鍼灸院と接骨院には国家資格保有者(鍼灸師もしくは柔道整復師)が必ずいます。そして医療施設のため保健所などの指導を受けます。大雑把に言うと、接骨院は急性の整形外科疾患に、鍼灸は慢性疾患の場合に優先順にが高くなります。他の整体やリフレクソロジーは治療目的で通う施設ではありません。

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